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FUJI Aca History Vol.15



「もしいま高校生に戻れるとしたら何をしたいか?」と聞かれたら。

私は「高1に戻ってちゃんと勉強をやり直したい!」と答えると思います。


私は正直、高校の勉強をなめていました。

高校の授業は中学までと同様、生徒がちゃんと理解して問題が解けるようになるのに歩調を合わせて進むものだと勝手に思っていました。

そして、中学の時の成功体験が仇となって、部活が終わってから頑張れば大学受験に間に合うものだとも思っていました。


でも全然違いました。

授業はある程度予習してくる前提でものすごいスピードで進んでいきました。

そして自宅で問題を解く前提で、授業中に演習時間が取られることはほとんどありませんでした。

部活で疲れてつい授業中にウトウトすることもありましたが、そうなるともはや浦島太郎状態でした。


追い詰められた私は、時間をかけて覚えさえすれば何とかなる国語・英語・社会に絞り、理解が必要な数学と理科は切り捨てるという選択をしました。

そのため、高校数学と高校理科はほとんど頭に残っていません。

そこは本当に心の底から後悔しています。


だから私は自分の生徒たちには口を酸っぱくして言っています。

高校に合格することがゴールではないんだよと。

高校に入ったら毎日家庭学習の時間を取って予習復習をやれよと。

もし中学生の時に私にこのことを教えてくれる人が1人でもいたならば、私の姿勢は変わっていたと思うから。


私の塾に通ってくれる生徒たちには、高校で私と同じ後悔を味わってほしくないと、私は心からそう思って声をかけています。


つづく



【FUJI Aca 生徒 History Vol.15】


今回紹介するのは O くんです。

なんと6人続けてこの子も他塾に通っていた生徒で11月に転塾してきました。


うちの塾の北辰テスト対策と公立入試対策を見込んでということで、この子にも気合を入れて対策しました。


【北辰テスト】5科偏差値 10月5科60.4→1月5科64.0

【進学先】第2志望の昌平(偏差値62)に進学


この子の公立第1志望は越ケ谷高校、第2志望は春日部東高校でした。

そして私立で併願校として押さえていたのは昌平高校です。


越ケ谷高校は毎年高倍率になる人気校です。

この子の公立の過去問演習や模擬テストの得点を見る限り、越ケ谷高校の合格率は五分五分でした。


もちろんここであまりにも分の悪い受験になるようであれば、そこは客観的なデータとともに正直に本人にも保護者にもお話します。


しかし、本人がその高校の受験を強く望んでいる、保護者も子どもの希望を尊重しているとなれば、そこで志望校を落とさせるというのもおかしな話です。


合格の可能性が1%でもあれば高みを目指して挑戦する、それが受験というものだとも言えると思います。

このような状況になれば、あとは私にできることは合格の可能性を少しでも上げられるように最後まで後押ししてあげることだけです。


この子の場合、公立第2志望の春日部東高校よりも私立併願校の昌平高校のほうが魅力的で、そしてどうしても越ケ谷高校を受験したいという強い希望を持っていましたので、私も第1志望校の受験を全面的にバックアップしました。


結果的には第1志望校の合格を果たすことはできませんでしたが、最後まで合格を信じて勝負しきったことはこの子の人生にとって大きなプラスになると確信しています。


高校受験はゴールではありませんので。

この悔しさは、きっとこの子を一回りも二回りも大きく成長させてくれるはずです。

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