FUJI Aca History Vol.26

今回紹介するのは Z くんです。

中2の10月、2学期中間テスト後に入塾してくれました。

地頭はいいんだけど言われた以上のことはやらない、いや時には言われたことも…。

本当にいつものらりくらり…、というタイプの典型でした。

【定期テスト】

5科順位　中2の2学期中間44位→2学期期末34位→3学期学年末57位→中3の1学期中間41位

2学期の中間テストに危機感を覚えて入塾してくれた子ですので、すぐ次の期末テストでは結果を出してくれたのですが、その次の学年末テストでは余裕をかまして撃沈…。

そこでまた危機感を覚えて次のテストでは結果が出て、の繰り返しでした。

【通知票】

9科合計　中2の1学期27→2学期32→3学期28

【北辰テスト】

5科得点　　4月5科173→9月5科252→10月5科325

5科偏差値　4月5科45.7→9月5科50.8→10月5科56.2

そんな彼が最も目を輝かせていたのは夏期講習～10月でした。

夏期講習でみっちり北辰対策を受けて、その後は北辰テストを受けるたびに得点も偏差値も爆上がりしていきましたので、きっとこの時期が1番勉強していて楽しい、充実した期間だったのだと思います。

【進学先】

第1志望の浦和麗明（偏差値56）に進学

その後志望校を私立第1志望に決めて、見事希望の高校に進学していきました！

ただ、話はここで終わりません。

埼玉県の私立高校は他県と違って受験前にある程度合格の見込みが立ってしまいます。

合格の見込みが高い状態で勉強へのモチベーションを保つことは至難の業です。

5科得点　　11月5科234→12月5科226

5科偏差値　11月5科49.2→12月5科49.4

実際、この子も志望校が決まってからは無双モードは終了してしまいました。

埼玉県の私立高校は大学進学率が非常に高く、私立高校を志望する生徒はほぼ間違いなく大学進学を考えての選択だと思います。

であるならば、合格の見込みが立ったからこそ次のステージへと向けた勉強に心を移していくべきなのに、ここで受験モードが終了してしまう子が非常に多い気がします。

大学受験を考えている子にとって、高校受験はあくまでも通過点であってゴールではないんだよという認識が重要です。

これから私立高校を第1志望にしていこうと考えているご家庭は、この点を事前に認識してお子様と共有しておくとよろしいかと思います。