FUJI Aca History Vol.36
- fujiacademy
- 1 日前
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今回紹介するのは J くんです。
中3の夏期講習から入塾してくれました。
【定期テスト】
5科順位 1学期期末10→2学期中間7→2学期期末3
【通知票】
9科合計 中1の学年内申35→中2の学年内申42→中3の学年内申44
【東部地区テスト】
5科得点 1回310→2回378→3回388
5科偏差値 1回64→2回66→3回66
【北辰テスト】
5科得点 7月311→9月327→10月368→11月354
5科偏差値 7月60.8→9月58.9→10月61.5→11月61.1
【進学先】
第1志望の昌平高校・T特選クラス(偏差値68)に進学
この子も数字だけでは語れないたくさんの思い出がある子です。
①定期テストや東部地区テストでは結果が出るのに北辰テストでは結果が出ない
本人とても悩んでいて、毎回相談を受けてました。
これに関しては次の②にポイントがあると私は感じていました。
②実力テストの国語で点数が取れない
確かに定期テストと実力テスト(東部地区テスト・北辰テスト)で国語のできに大きな違いがありました。
【定期テスト】
国語得点 1学期期末86→2学期中間93→2学期期末93
【東部地区テスト】
国語得点 1回36→2回58→3回58
国語偏差値 1回45→2回53→3回57
【北辰テスト】
国語得点 7月61→9月61→10月73→11月67
国語偏差値 7月55→9月50→10月53→11月52
定期テストで得点が取れていますので、学校の授業は集中して受けられているし、テスト前の勉強もバッチリできていました。
それでも実力テストで国語の得点が取れなかった原因について、本人と毎回答案分析を行いながら一緒に考えました。
そして、次のような結論にたどり着きました。
●語彙力不足
国語に限らず、北辰テストで成績が伸び悩んだ1番の原因はこれだというのが私たちの結論です。
国語に関して、1つ過去問を紹介します。
【2023公立入試】
大問1・問1 「動悸が、高鳴る。」とありますが、このときの「私」の心情を説明したものを…
ア …、期待している。
イ …、心が乱されている。
ウ …、うれしく感じている。
エ …、あせりを感じている。
北辰テストや公立入試の大問1・問1はだいたいこのパターンです。
この年度の問題は「動悸」という言葉の意味を知っているかどうか。
辞書で調べると「心臓の鼓動を通常より強くまたは速く感じたり、脈が飛ぶ・乱れると感じたりする不快な自覚症状」とあります。
つまりマイナス印象の言葉で、病気の症状としてよく挙げられる言葉です。
この時点でこの問いの答えは「イ」か「エ」と絞ることができます。
語彙力のある子はこうやって正答率を上げたり、1問1問を解く時間を短縮して時間を作り上げていきます。
ちなみにここで「ア」とか「ウ」といったプラス印象の選択肢を選んでしまった生徒は、「胸が高鳴る」と混同してしまった可能性もありますね。
結論から言うと、この子は語彙力不足から初見の長文を読む時間が多くかかってしまい、時間配分の問題で国語の得点を伸ばせなかった。
さらに他教科でも問題文の読み違いから記述問題の回答がズレてしまっていた。
これが実力テストで得点を伸ばせない原因の1つであると考えました。
さて、原因が分かったところでその対処法ですが、これに関しては即効性のある対処法はないな…、という結論にも至りました。
語彙力は長い時間をかけて積み重ねていくものですから。
幸いなことに、この子の場合は内申点も高い、東部地区テストの偏差値も高い、ということで、第1志望の昌平高校・T特選クラスの合格が見込めました。
そこで、高校入試までという短いスパンでの対策は捨てて、3年後の大学入試までという長いスパンでこの弱点を克服していこうという話になりました。
ここでこの子のケースから塾生の皆さんに学んでほしいことをまとめます!
①語彙力を磨いてください!
国語に限らず、どの教科の勉強をしている時でも、知らない言葉が出てきたらすぐに辞書で調べて、「どういうケースで使われるどういう意味の言葉なのか」を覚えてください。
それをできる限り早いうち(理想は小学校の低学年のうちからこの習慣があれば完璧です)からできれば、将来の自分を大いに助けることになるでしょう。
よく「読書は善」「漫画は悪」という言葉を耳にしますが、語彙力を増やせずにただ文字をなぞるだけの読書をするくらいなら、例えば漫画で語彙力を増やせるならそっちのほうがよっぽどプラスだと思います。
②武器は多いほうがいい!
もしこの子が北辰テストの結果だけで受験するとなったら、ここまで高いレベルの進路を選択することはできませんでした。
「私立高校は北辰テストで良い成績が取れないとダメ。」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
学校の成績だってちゃんと見てくれますし、評価してくれます。
いま学校の授業が「そこにあって当たり前のもの」「惰性で受けているもの」になってしまっている人、いますよね。
でも、「その授業の中で前のめりに知識を増やそうとする人」は着実に本物の学力を身に付け、さらに高評価を受けて自分の進路の可能性が大きく広がります!
この機会に今の自分の「授業の受け方」をもう1度よく見つめ直してみてください!





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