FUJI Aca History Vol.29
- fujiacademy
- 2025年11月16日
- 読了時間: 4分

今回紹介するのは C くんです。
すでに当塾に通っていた部活の子の紹介で中2の2月に入塾してくれました。
彼の所属していた部活は県大会に出場するくらいの強い部活で、塾に入るまでは部活1本の生活を送っていたそうです。
【定期テスト】
5科得点 中2の2学期期末203点→3学期学年末197点→中3の1学期期末242点
5科順位 中2の2学期期末167位→3学期学年末168位→中3の1学期期末146位
塾に入ればすぐに結果が出ると思われるかもしれません。
確かにそういう子もいます。
でもそれは、普段の授業を受ける姿勢が素晴らしい子のお話であって、授業で教わったことがちゃんと知識として身についていればこそです。
塾に来る子の多くは「授業の内容が分からなくなってきた」「どう勉強すればいいかわからない」といった悩みを抱えての入塾ですので、結果を出すにはそれ相応の準備期間が必要です。
①授業中の姿勢→②家庭学習によるインプット→③確認テストによるアウトプット
まずはこういった成果の出る一連のサイクルを体感してもらって、テスト勉強というのはテスト2週間前だけでなく「普段から」が一番大切だということを理解してもらうことがスタート地点です。
【通知票】
9科合計 中1の学年内申22→中2の学年内申24→中3の学年内申27
【北辰テスト】
5科得点 3月151→7月163→9月168→10月206→11月168→12月178→1月198
5科偏差値 3月40.8→7月44.7→9月42.6→10月43.9→11月43.0→12月44.9→1月45.8
【進学先】
第1志望の春日部工業(建築)(偏差値47)に進学
この子に関しては、お母様とのやり取りが強く印象に残っています。
学校の面談で次のような話をされたそうです。
先生「春日部工業(建築)は成績的に厳しいかもしれない。」
先生「もっと合格の可能性の高い高校を受験するのはどうか。」
その面談を受けて、私に質問してきました。
お母様「でも、うちの子がやりたいのは特殊な勉強であって、だからこの志望校なのに…」
お母様「なんで学校の先生は公立に合格させること最優先の進路指導をされるのでしょうか?」
その話を聞いて、私もおっしゃる通りだと思いました。
偏差値的にどこに行けるかという志望校の選び方ではなく、何を学びたいからどこに行きたいという志望校の選び方。
それも…、いやそれこそ正しい志望校の選び方なのかもしれません。
学校の先生のお気持ちもとてもよくわかるので、少し返答に困りましたが、私は次のように返しました。
「あくまでも私見ですが、埼玉県には公立神話というようなものが昔からありまして、私立はあくまでもすべり止めで、公立に進学できなければ受験は失敗という空気感が存在します。」
「そのため、公立高校に合格させることを第1に進路指導をされるのだと思います。」
「実際に埼玉県では公立高校に落ちる生徒はほとんどいないので、その中で1人だけ不合格だったりすると必要以上に気落ちしてしまって、泣いちゃう子も少なくありません。」
「学校の先生は子どもたちのそういう姿をなるべく見たくないのだと思います。」
その話を聞いてお母さまも少し合点がいったようでしたが、一言。
「でも、本来は受験って努力して合格を勝ち取るものですよね。最初から合格の可能性が高いところに誘導するというのも…。」
私自身、埼玉出身ではなく、高校受験も大学受験もいわゆるお母様のおっしゃるような受験を経験してきましたので、お母様の言いたいことはとてもよく理解できました。
このやり取りの以前からですが、当塾では志望校に対してどんなに内申点が足りなくても、どんなに偏差値が足りなくても、頭ごなしに志望校を下げさせることはしません。
とにかく客観的に、その高校に合格するのに必要な当日の目標点(内申点が足りないのであればその分を上乗せして)を設定して、あとは冬期講習から2月まで10回以上繰り返す入試模擬テストや公立過去問で何回目標をクリアできるかをチェックします。
その過程で志望校を下げる子もいれば、厳しいとわかっていても勝負に出る子もいます。
現実には残念ながらそれで不合格になってしまう子もいるのですが、内申点とか北辰テストの偏差値でなんとなく漠然と合格になるかもと淡い期待を抱いて受験しているわけではなく、客観的なデータをもとに検証した上で覚悟を持って受験していますので、確かに不合格の瞬間は落ち込むかもしれませんが、結果に対して納得して受け入れる体勢が整っているというか、次に向けた切り替え(私立高校進学への気持ちの切り替え)も早い気がします。
現在は多様性を尊重しなければいけない時代で、受験に対するご家庭や子どもの価値観も本当に人それぞれです。
だからこそ、普段からの保護者様や子どもたちとのコミュニケーションを密にして、できる限りそれぞれのご家庭が納得して受験に臨めるようなサポートをこれからもし続けていきたいと思います!





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