FUJI Aca History Vol.38
- fujiacademy
- 5月16日
- 読了時間: 5分

今回紹介するのは L さんです。
中1の春期講習の際に入塾してくれました。
この子は共学最難関の大宮高校に合格しました。
最難関校に合格する子がどのような成績推移をたどるものなのか、知りたい生徒はたくさんいると思います。
なるべく詳細にお伝えしたいと思います。
【定期テスト順位】
中1 1位→2位→1位→1位→2位
中2 4位→1位→1位→2位→1位
中3 なし→1位→2位→4位
【通知票】
中1 45→44→44 学年44
中2 42→45→44 学年45
中3 44→45 学年45
【北辰テスト】
5科得点 6月382→7月367→9月397→10月389→11月370→12月393→1月365
5科偏差値 6月66.5→7月62.6→9月67.1→10月66.4→11月63.9→12月68.1→1月68.7
【進学先】
第1志望の大宮高校(偏差値70)に進学
童話「ウサギとカメ」というお話では、先行しながら昼寝をしてしまったウサギを、地道にコツコツと歩を進めたカメが最後に追い抜きます。
「油断大敵」とか「地道にコツコツ努力を積み重ねることが大切」という教訓を伝えたい童話なのでしょうが、よく考えたら最強なのは「地道にコツコツ努力を積み重ねられるウサギ」ですよね。
この子はまさに「努力できるウサギ」でした。
中1の春期講習から中3の2月までの約3年間1050日の間に、この子と交わした写真のやり取りは15000枚以上にのぼります。
宿題報告・質問・質問への返し・テスト答案・テスト答案の添削などなどで、単純計算で平均1日15枚以上の写真を送り送られしたことになります。
学校の成績だけ見れば申し分ないこの子でも、北辰テストではなかなか思ったような結果が出せず苦しんだ時期もありました。
ただ、私はこの子の性格上、例えば中3の2学期に受ける北辰テストで結果が出ない可能性は十分にあるなと思っていました。
この子はまさに努力型。
限られた範囲の問題を何回も何回も繰り返し解いて自分の中で完璧に醸成されたと自信を持てる状態になって初めて力を発揮できるタイプ。
だから、中3の2学期のように、「北辰テストのために復習単元もカバーしなきゃいけない」「定期テストのために新出単元もカバーしなきゃいけない」となると、そこは一時的に知識の混濁が起きて自信をもってテストが受けられなくなる恐れがあります。
でも、そこさえ乗り切れれば、あとは中学3年間の既習の全範囲を徹底的に繰り返し解いて自信が持てるくらい醸成させればよいだけです。
もともと国語と英語は抜群にできる子でしたので、冬期講習以降は数学の学校選択問題で確実に解けなければいけない問題だけに的を絞って演習をさせ、残った時間を理科・社会の演習に全振りさせました。
結果はご覧の通り、文句なしの合格でした!
【公立入試】
国語90 数学58 英語73 社会96 理科89 5科406
さて、ここで学校選択問題採用の難関校を希望している皆さんにアドバイスです。
①目指すべきは努力できるウサギです
「今日は部活で疲れたから勉強はお休みー」とか、「スマホいじってたらもうこんな時間かー、勉強は明日でいいやー」とか、自分を甘やかしていませんか?
そんな中でもサボらず勉強できる子は確実にいますよ。
そして、いざ受験となったらその子たちが最大のライバルになります。
②内申点が低いと厳しいです
学校選択問題採用の難関校はどこも倍率が高く、1点の中に何人もひしめき合い、1点で合否が分かれる世界です。
同じような実力の子たちが同じように取るべき問題を取っていったとしたら、入試の得点は似たような得点になるはずです。
そうなると中1からの内申点がものを言いますので、主要5教科だけでなく副教科4教科も中1から全力で取り組む必要があります。
③国語・英語が得意じゃないと合格は難しいです
国語と英語は数学・理科・社会のように繰り返し単元学習すれば確実に結果が出せる教科ではありません。
国語と英語はどれだけ「語彙力」があるかが勝負のカギです。
「語彙力」というのは、それこそ生まれてからこれまでにどれだけ言葉を学習し実際に使ってきたかで身につく力です。
つまり「後からでも努力で挽回できるもの」ではなく、「今この瞬間の努力の積み重ねで身に付けていかなければいけないもの」です。
「新しい言葉を見かけたら意味を調べる」、「どのようなシチュエーションで使う言葉なのかを考える」、「その言葉をここで使う筆者の意図を読み取る」、この繰り返しを普段からやらないと語彙力は身につきませんし、それは短い時間でパパっとできることではありません。
④数学・理科・社会は暗記の1歩その先へ
単元学習のできる教科は短い範囲でほぼ同じ問題が出るのであれば丸暗記で高得点が取れてしまいまいます。
もちろん学習の第一歩は新しい知識を身に付けることですから、最初は暗記でいいんです。
ただそこで歩みを止めてしまうと、北辰テストのように初めて見る問題が出題されるテストでは力が発揮できません。
なぜなら実力テストでは、「持っている知識を使ってその場で考える力」が要求されるからです。
ではその力はどうやって身に付ければいいのでしょうか?
その答えこそ「暗記の一歩その先の学習」です。
簡単に言うと、「なぜその答えになるのか、その根拠がちゃんと言えるようにするところまで勉強を進める!」ということです。
実はこれ、手っ取り早い勉強法があります。
友だちや親に「この問題の答えがこうなる理由を説明する!」、これです。
その人が納得できる説明ができるようになっていれば、その知識はもう自分のものです。
初見問題でも、その知識を使って問題を解き進める下準備が整います。
あとはひたすら初見問題だらけの演習をする、つまり過去問を解きまくるだけです。
解けば解くほど得点力は身につきます。
この子のように、たとえ北辰テストで1回も安全圏に到達できるような偏差値が取れなかったとしても、①~④がちゃんとできていた子は最後の最後にちゃんと合格点に届きます。
難関校合格の肝は、「正しい勉強」を「適切な量」積み重ねることです。
それができている子から勝ち抜けていくわけですが、受験に至るまでにそれを妨害しようとする誘惑はたくさんあります。
「部活がー」「予定がー」「気分がー」「スマホがー」、それを言い訳に勉強が止まっていませんか?
最終的にはそんな誘惑に負けない「芯の強い子」「やるべきことを徹底的にやり遂げられる子」が難関校の合格を勝ち取っていきますよ!





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