FUJI Aca History Vol.18
更新日:4月15日

高校生になった私はちゃんと「高1の壁」にぶつかってます。
①通学時間の壁
寮生活だったのでなしです。
高校まで徒歩1分でした。
②部活動の壁
全国大会レベルの部活動でしたので、私の生活のほぼすべてを占めていたと言っても過言ではありませんでした。
③授業内容の壁
予習・復習がまったくできていませんでしたので、授業のスピード感についていけず早々にドロップアウトしました。
④実力テストの壁
私立の進学校に通っていましたので、周りのレベルも高かったですね。
テスト勉強を頑張ったのに順位が低かった時はかなりへこみました。
⑤偏差値の壁
これもなかなかの壁でした。
中学の時は北辰テストで偏差値70くらいとっていたと思うのですが、高1の冬に受けた全国模試ではたしか偏差値40くらいだったと思います。
高校生の私は、「部活動」を言い訳にして、ちゃんと「授業の予習・復習」ができていないから「テスト」で点数をとれていないだけで、本当はこんなもんじゃないんだ。
プライドが高いんでしょうね。
いつもそんな自己弁護だけで、なかなかこの現実を受け入れることはできませんでした…。
つづく
【FUJI Aca 生徒 History Vol.18】
今回紹介するのは Q さんです。
過去の自分とか周りの友だちとかとの比較に結構苦しんでいた子で、勉強へのモチベーションがとても高い時もあれば、テンションダダ下がりの時もあって、本人が1番大変だったのではないかと思います。
【北辰テスト】5科偏差値 4月5科55.8→1月5科58.4
【進学先】第1志望の春日部東高校人文科(偏差値56)に進学
中2の1学期に入塾して、3学期の学年末テストで21位だった学年順位が、1学期中間テストで10位、1学期期末テストで5位と、このあたりは本当に順調でした。
その後も2学期中間テストで11位、2学期期末テストで11位となんとかこらえていたのですが、3学期学年末テストで28位と、大きく順位を落としてしまいました。
誰でも教科に得手不得手があるように、同じ教科でも単元ごとに得手不得手は存在するものだと思います。
例えば同じ「数学」という教科でも、1学期は計算中心、2学期は関数中心、3学期は図形中心と、単元が変わります。
単元が変われば勉強のしやすさも変わります。
Q さんは圧倒的な勉強量ですべてを網羅するような勉強を得意とする子でした。
中1の3学期でも順位を大きく落としていましたが、数学は図形、英語は受動態、理科は物理と地学…、という難易度の高い単元が並ぶ3学期学年末テストは、Q さんの勉強スタイル的には相性最悪で、勉強量を多くとって繰り返し学習しながら定着を図っていくことがしにくい単元ばかりでした。
結果、得点も順位も大きく落としてしまい、そこからしばらく勉強へのモチベーションが上がらない時期が続きました。
最後は第1志望に合格して笑顔で卒塾していきましたが、本当はもっと途中途中で Q さんの気持ちを軽くしてあげられる声のかけ方があったのではないか…。
私にそんな気付きを与えてくれた生徒でした。