FUJI Aca History Vol.21

勉強時間の確保には成功しました。
あとは何をやるかです。
【現代文】
高校に入ってからまったく勉強していない教科でしたので、模試の偏差値も40台まで下がってました。
どう勉強していいか皆目見当がつかず、担任が現代文の先生でしたので相談しました。
すると、授業で扱う大学の過去問(私立高校でしたので授業ではひたすら過去問を解かされていました)を100字以内で要約して持ってくるように言われました。
私1人のために、わざわざ毎回添削してくれると言うのです。
大学入試に出てくる論説文は言ってることが激ムズです。
この中からさらに大事な文を拾って要約しようとなると、何回も何回も読み直さなければいけません。
そして、大事だと思われる文に線を引いて、100字以内に収めるためにどこを削ればよいか、論理的に矛盾のないようにするにはどう繋げばいいか、それをずーっと考えながら要約しました。
今考えると、この「何が大切なのかを考えながら読む」癖を私に身につけさせることが目的だったのだと思います。
私は初めて見る論説文でも、自然と線を引きながら抑揚をつけて読むことができるようになりました。
以後、現代文で苦労することはなくなりました。
つづく
【FUJI Aca 生徒 History Vol.21】
今回紹介するのは T さんです。
まじめにコツコツが代名詞の、うちの塾にぴったりの生徒でした。
【定期テスト】5科順位 中2の1学期期末20位→2学期中間8位
【学年の内申】中2の9科内申37→中3の9科内申43
【北辰テスト】5科偏差値 4月5科57.5→12月5科63.8
【進学先】第1志望の越谷北高校(偏差値65)に進学
入塾してくれたのは中2の夏期講習。
もともと家庭学習もしっかりできていた生徒でしたが、塾に入ったことで「要点を絞って繰り返し学習する」ことが可能になり、定期テストの結果はすぐに出すことができました。
また、第1志望校に強い思い入れがある生徒でしたので、志望校に足りていなかった内申点や偏差値も、最終的にはちゃんと志望校合格に必要なラインまで引き上げてくれました。
ただ、越谷北高校に合格するには学校選択問題を解かなければいけません。
あの難しい数学と英語を解かされて、30点台、40点台という得点を見させられると、精神的に追い込まれることもあったと思います。
最後は志望校に対する本人の強い思いと、子どもに壁を乗り越える経験をさせたいという親の思いとをしっかりと受けとめ、合格に必要だった英語力を補習で補いながら、合格へと導いてあげることができました。