FUJI Aca History Vol.14

私の高校選びのポイントは部活動でした。
私は野球をやっていたので、本気で甲子園を目指せる高校を選びました。
私の高校は私立の強豪校で自前の球場もあればナイター設備もありました。
野球部は全寮制ということもあって、夜遅くまで自主練習可能でした。
約30年前のことですのでうろ覚えなのですが…。
<野球部としての私の一日>
6:30 起床
8:30~16:00 授業
16:30~18:30 全体練習
19:30~21:00 自主練習
21:30~22:00 風呂
22:30 消灯
ざっとこんな感じだったと思います。
土曜日は午前授業で午後からずっと練習。
日曜日は1日中練習です。
本当にすべての時間を部活動に捧げてますね汗
当時はそれがベストだと思っていたというか、部活がやりたくてこの高校に来たのだからそうするしかないと思い込んでいたというか…。
しかしいま思うと1番よくなかったのは、練習も意識もすべて受け身だったことだと思います。
特に自主練習。
先輩方が自主練習しているのに後輩で下手くそな自分が練習を切り上げて帰っていいのか、いやそんなはずはないという雰囲気の中、ただその時間練習すること自体が目的になって満足していました。
本当なら
守備範囲を広げたいから(私は外野手でした)ダッシュを繰り返そう。
次の塁をいつでも狙えるようにベースランニングをやろう。
ボールを強く速く遠くに飛ばせるように、ティーバッティングをやろう。
のように
●●ができるようになりたいから▲▲を練習しよう
という意識のもとで練習をし、その記録を取りながら、自分のやっている練習がちゃんと目的達成に貢献しているのかを常にチェックしながら自主練習をするべきだったんです。
これは部活だけでなく、勉強にも言えることですね。
ただ時間を取ったから満足。
ただ問題を解いたから満足。
では効果が薄いということです。
その勉強は何を目的にやっているのか。
漢字や英単語のように覚えることが目的なら、ただ書いて練習するだけでは不十分です。
書いて練習した後に、ちゃんと覚えられたかどうかテストして確認してみないと。
すぐに覚えられるなら勉強時間なんて10分でも構いません。
でも、覚えられていないなら今日は30分勉強したから満足!で終わらせてはダメですよね。
覚えられるまで書いて、覚えられるまでテストを繰り返さないと。
部活も勉強も受け身はダメ、ただ何となくはダメ、ということです。
せっかく+α で時間を取っているわけですから、最大限の効果が得られるように目的意識をもって取り組むようにしてみましょう!
つづく
【FUJI Aca 生徒 History Vol.14】
今回紹介するのは N さんです。
5人続けてこの子も他塾に通っていた生徒で9月後半に転塾してきました。
そして Vol.10 で紹介した子同様、明確に行きたい志望校に対して、北辰テストの結果が振るわないということで、「北辰テストの偏差値を●●まで上げるために転塾してきた!」というプレッシャー案件でした。
【北辰テスト】5科偏差値 9月3科63.8→10月3科65.6→11月3科69.5
【進学先】第1志望の淑徳与野(偏差値68)に進学
私が北辰テストの指導で大切にしていることは2つあります。
1つは「出題のトレンド」や「出題者の意図」を汲んだ演習や解説です。
そしてもう1つはテスト本番で練習通りに力を発揮するための「再現性」です。
細かいことはまた別の機会に説明したいと思いますが、N さんほどこの指導に順応し、急激に偏差値を上げた生徒は過去にいなかったと思います。
「あぁ北辰テストの勉強ってこうやればいいんだー!」
って満面の笑みで N さんは感謝してくれましたが、いやいやこんなにすぐに結果に反映できるとはこちらだって思ってませんでしたレベルです。
転塾時は一番下のコースの単願基準すら満たしていなかったのですが、その後は基準をクリアし、さらに過去問を極めたことで、当日の入試の得点で1つ上のコースで合格していました。
とにもかくにもご期待に応えることができてホッとしました。