FUJI Aca History Vol.4

当塾にはもう1つ理念があります。
② 家庭学習のできる生徒を育てる!
について。
これは私の長年の指導経験における考察ですが、特に中3生を見ていると、自宅の自分の部屋でも勉強のスイッチが入る自室スイッチ型と、塾の自習室や図書館など特別な環境に身を置かないと勉強のスイッチが入らない環境スイッチ型に分かれる気がします。
この2つのタイプ、実は高校に進学してから大きな差が生まれます。
高校の学習は難易度が高く進度が速いので、中学までのように授業内だけで理解をさせたり問題演習の時間を取らせたりということが難しくなります。
高校生は必然的に授業前に調べものを済ませておくなどの予習や、授業後に問題演習をするなどの復習が必要になるわけです。
高校の授業は毎日あるわけですから、予習・復習が必要になるのも毎日の話です。
高校生の多くは電車通学でしょうから、特に部活に所属しようものなら、朝早く家を出て遅くに帰って来る毎日です。
ここで自室スイッチ型の生徒なら、次の日の授業に向けて自分の部屋で少しでも予習・復習の時間を取ることは可能かもしれません。
しかし環境スイッチ型の生徒は高校入学とともに塾も辞めてしまうのが一般的ですから、スイッチの入る環境を失ってしまう子がほとんどです。
この現実が、私が自宅で家庭学習のできる生徒を育てたいと思っている大きな理由の1つになります。
つづく
【FUJI Aca 生徒 History Vol.4】
今回紹介するのはDさんです。
入塾時は「勉強できるだけやりたくない!」というタイプでした(笑)
うちの塾は宿題も多いし、LINEで家庭学習状況を写真送らないといけないのに大丈夫かな…、と不安に思ったのを覚えています。
【学年評定】中2・30→中3・34
【北辰テスト】4月・5科42.2→12月・5科54.8
【進学先】第1志望の越谷西(偏差値52)に進学
表情が大きく変わったのは9月北辰テストの結果が出た時だったと思います。
7月北辰5科44.3→9月北辰5科52.8と偏差値が大きく上がり、それまでは飾っておくだけだった第1志望校が現実に手の届くところまで来ました。
こうなるとすべてが劇的に変わるものです、受験生は。
授業中の姿勢、家庭学習の状況が大きく変わり、その後は1度も偏差値50を割ることなく、自信をもって公立受験ができました。
当塾の歴代の生徒の中でも、最も北辰テストの偏差値が上がった生徒のうちの1人です!