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執筆者の写真fujiacademy

第一志望合格率100%達成!!



『第一志望合格率100%』


(公立) 春日部   1名

越谷北   1名

伊奈学園  2名

春日部東  1名

杉戸    2名

越谷西   1名

鴻巣    1名

岩槻    1名

越谷東   1名

大宮東   1名

川口東   1名

大宮商業  2名

春日部工業(建築) 2名

春日部工業(電気) 1名


(私立)

独協埼玉  2名

春日部共栄 2名

叡明    1名

東農大三  1名

西武台千葉 3名

埼玉栄   3名

浦和実業  1名

浦和学院  2名

花咲徳栄  6名

国際学院  1名



お子さんの受験の伴走者として、FUJI Academyを選び、信じてお任せいただきました保護者の皆さま、誠にありがとうございました。 そして一所懸命最後まで走りきったフジアカ6期生のみなさん、お疲れ様。

それに本当に本当におめでとう! みんなの頑張りにより、今年は全員が第一志望校に合格するという奇跡が起こりました。

(20年以上教えてきて全員合格は初めてだそうです)

藤井先生を信じて最後までついてきてくれて、本当にありがとう。


今年の入試は、倍率の高い学校が多く、公立入試が例年よりも難しく感じられた年でした。

私自身、2年間教えた学年ということもあり、志願先変更の時にはこれ以上倍率上がらないでー(:_;)と、

ドキドキしてしまいました。 どんなに準備を入念に、いい取り組みをしても

結果につながらないこともあります。

教室長藤井も、毎年「なぜあの子は結果が出せなかったか」をいつまでも反芻し、

次に生かそうとしていますが、それを見るたび、どんなに経験を積んでも

何が起こるかわからないのが入試なのだなぁと痛感します。


今年は、例年通り挑戦校にチャレンジした子もいましたし、

私立は受けずに公立1本の子もいました。

そんな中で達成された、藤井がずっと夢見てきた悲願の全員合格。

合格発表日に口角が上がりっぱなしの彼を初めて見ました。

私も、全員が合格を勝ち取ってくれたことが、本当に本当に誇らしくて

嬉しい気持ちでいっぱいです。


毎年、様々な受験生がいます。

一人ひとり、望む進路も性格も違うため、一口に受験といっても十人十色です。


安全圏の学校を受けた子には葛藤がないかと言えば、そんなことはありません。

最初は、受験生になるというだけでも不安だったはずです。

「みんなやっているからなんとかなるはず」と、頭ではわかっていても

どうしたって怖いものは怖い。

常に周りと比較しながら、そして数字に翻弄されながら

自分の進路を前向きに見つめようとするのは大変なストレスです。


もちろん挑戦校を受ける子たちは大きなプレッシャーとの闘いです。

何から手をつければいいかわからなくて、動けなくなってしまう子。

がむしゃらにやったはいいが、計画的でないため結果に出てこない子。


彼らに必要なのは、具体的なやり方とゴールを示してあげることです。


例えば英語が苦手で数学が得意な子なら

「英語は〇点ぐらいでいいから数学は△点取ろう。そのためには計算力の強化が必要だよ。これをやってみて。」

「国語はあと□点ほしいね。作文はあと〇点取りたいから、作文に時間を割こうか。」

といった、教科バランスと伸ばせそうな単元を考慮した、具体的な指示が一番の薬です。


それにより、子供たちは「今なにをやればいいのか」戸惑うことなく

勉強に向き合うことができます。

余計なことを考えずにすむので精神面も安定します。


これは5教科を教えられる、経験豊かな先生でなければできない指導です。

過去、合格させてあげられなかった子たちを見てきたからこそ

「全教科、自分で責任を持ちたい」と、フジアカ立ち上げの際に

藤井が最もこだわった点でもあります。


それが、今年は完璧に結果に表れたのだと思うと胸がいっぱいです。

「よかったね、だいちゃん(藤井の下の名前は大輔です)」と言ってあげたいです(*^^*)


徹底的な分析と経験則から具体的な指示を出し、志望校合格に導く。

これが、フジアカの一番の推しポイントだなと

今年は改めて思いました。



さて、ここからは入試が終わった皆さんへ。


3年前、君たちに初めて会った春期講習が思い出されます。

みんなまだ今よりも背が小さくて、小学生らしさが残る

元気いっぱいのクラスでした。


初めての中学英語、難しかったね。

社会は、小学校より言葉が難しくなって、ちょっと戸惑ったよね。

コロナ禍でオンラインの子も増えていく中、

ほとんどの子が教室に来てくれて、授業が楽しかったのを覚えています。


少し前に久しぶりに会ったときは、みんな締まったいい顔をしていたのが印象的でした。

「勉強がんばってる?」「めっちゃ頑張ってますよ!!」と

こんなやりとりがとても頼もしく感じました。

あんなに受験生になるのを嫌がっていたのに~(笑)


もう小学生らしさはどこにもなくて、一回り成長した受験生の顔つきに

「この子たち、大人になったなぁ」

「これなら受験も、きっと大丈夫」

そう思えました。



さて、ここからは人生の先輩として

君たちの人生がより豊かになりますよう願って書きます。

国語の文章題よりはるかに長くなりますが、暇だと思いますのでどうぞ読んでみてください。


【概要】

①高校はゴールじゃない

②頑張っても結果が出ないとき、頑張れなかったときは、まず自分を許してあげること

③自分の幸せとは何かを考え、そのためにどうすればいいかを考える力を身に着ける

④自分の感覚や直感も大切に

⑤人を傷つけず、自分の意見を伝えられるように



【詳細】

①入試が終わって「全部おわった!」と

考えているかもしれませんが、それはちょっと違います。


入試はゴールではありません。

ついでに言えば卒業も、入学も、就職も、結婚もゴールではなく、節目です。

結果も節目も、一瞬で過ぎ去り、過去のことになります。

イベントは美化して 思い出されがちですが、人生の大半は普通の日々です。

だから結果や節目にとらわれず、当たり前の日々が幸せになるように生きてください。



②合格したことはとても素晴らしいことです。

でも、入学後は同じぐらいの学力の生徒たちとの順位争いになるので、

今までの順位をキープするのは難しく、落ち込む日もあると思います。

頑張ったのにダメだったら、確かにつらいです。

でも頑張らなかったら、きっとさらに情けない気持ちになります。

自分が手を抜いたことは、自分が一番よく知っているから。

まずはほどほどでもいいから、自分を嫌いにならずにすむ程度に頑張ってみてね。

そして頑張ったのに結果が出ないときは

自分を許して、頑張りをほめて、受け入れてあげてください。

そして、ここはちょっと矛盾を感じるかもしれませんが

頑張れなかったときも同じで、まずは受け入れてあげてほしいです。


自分が自分を受け入れてあげなければ、

いつまでも苦しくて、動き出せなくなってしまいます。

(私は、高校の頃は自分を許せなくてつらい思いをたくさんしました。)

自分が自分を許すことこそ、次に進むための第一歩です。



③高校は何のために行くんだろう…と思う日もあるかもしれません。

今は、公立高校の無償化もあり

「社会に出るのを先延ばしにするための場所」という認識が

強まっている印象です。

そう考えると「なんで勉強しなきゃいけないの?」という

疑問が出てくるのも当然です。


そこで私の提案なのですが、

高校は「幸せをつかむための考える力を養うための場所」と

捉えるのはいかがでしょうか。


学校選びも、就職先探しも、結婚相手を選ぶのだって

「自分にはどういう場所、どういう人が合うのかな?」と考える力が必要です。

根拠のないまま選択してしまえば、後悔することになります。


特に今はSNS全盛の時代ですから、「これがおすすめ」といった

情報がたくさんあふれています。

でも、どれもが自分にフィットするとは限りません。

その中から「自分にぴったり」を選びとる力が大切です。

そういった情報に一切触れない(藤井先生はこのスタイルです)

というのも1つの手だと思います。



私事ですが、先日代官山にある同級生の美容室に行きました。

私の髪は水を吸いやすい、とても扱いにくい髪で

ほとんどのシャンプーで指が通らなくなります。


そこで、同級生に「いいシャンプーないかなぁ?」と聞いたのですが

「この髪だとなかなかないな。普通シャンプーで指が通らなくなるとかないし。

 手当たり次第試さないとね」と言われてしまいました。


SNSにはいいシャンプーの情報があふれていますが

私に合うものはほとんどなく、代官山で店長をする美容師にすら

オススメがしにくい髪なのです。

「誰かがいいと言ったからって自分に合うとは限らないよね」と

改めて思いました。



これは小さな例ですが、人生は大小さまざまな選択の連続です。

家を買うか買わないかなども、よくネット上で論争が起きていますが

住んでいる場所・生活スタイル・いつ買うかなどの条件によっても

どちらがいいかは変わってくるはず。


誰かの意見は参考程度に、自分の状況と

自分が譲れないものはなにか、よく考えてみてね。



④また、『感覚』も意外と大切です。

「正しい」「正しくない」という軸より

「好きだな」「いやだな」のほうが当てになることもあります。

(法に触れず、人に迷惑をかけない範囲でね)

私もいろいろと失敗してきましたが、

「うーん、これだめかも?」と少しでも感じたことは

大抵長続きしませんでした。 ちなみに藤井先生と付き合い始めたときは

「この人しかいない!」と強く感じたので、すぐ私がプロポーズしました。

今も「この人しかいない」と思うので、大成功です(*^^*)



⑤自分の言いたいことを、人を傷つけずに伝える能力を少しずつ身につけましょう。

特に近しい人や家族に対しての言葉はきつくなりがちですよね。


今、大事な人に言っている言葉は、将来もし誰かと暮らすことになったときに

その誰かに向ける言葉です。

今できないことは、大人になってもできないことが多いので

今のうちに見直してみてください。


特に感謝と謝罪は基本です。

ありがとう と言われたらとても嬉しいし、

ごめんね と言われたら「いいよ~気にしないで」という気持ちになります。

大事な人を大事にすることは、自分の幸せにもつながります。



【まとめ】


たくさん書いてきましたが、私が思う

「幸せになるために大切なこと」を書きました。


私の持論ですが、私たちは幸せになるために生きています。 だから、辛い時は全力で逃げてほしいです。

逃げることは恥ではありません。

自分が幸せでなかったら、周りを幸せになんてできません。

まずは自分を幸せにしてあげてね。

大変なことばかりが待ち受けているように感じるかもしれませんが、

本当は自由で、君たちには可能性がたくさんあることを忘れないで。

(大人になるって最高に楽しいです!)


勉強ができる人だけが世界を豊かにするのではありません。

だって「勉強ができるからこの人が好き」なんてこと、ないでしょう?

いろんな人がいるから、世界は楽しいのです。


面白い人、優しい人、人前で発言できる人、いるだけで場を和ませる人、

みんなが言いにくいことをずばっと言える人…

お互いに得意を生かして助け合えばいいし、自分と違うからこそ

人が魅力的に見えてきます。

人から見える自分も同じです。


だから、自分の欠点ばかりに目を向けて落ち込まないこと。

できることで大いに人の役に立ち、欠点はできる範囲で気を付けて、

あとは人に助けてもらいましょう。

(にこやかに「ありがとう」を言うのは忘れないようにね!)

(いいように使われるのは違うので、それにも気を付けること)


みんなが長所を生かしながら、短所はカバーしあって

互いに感謝しあえたら、とても素敵ですよね。



最後になりますが(ごめん、長くなっちゃった~)私の座右の銘は

「踊る阿呆にみる阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」です。


「りかちゃんあせって…」といえば、みんなご存じ

理科の語呂合わせですが、興味がわかない単元も

楽しい語呂合わせだと覚えられたりしますよね(*^^*)


どんなことも(できる範囲でね)楽しいほうに考えたら

人生は豊かになります。


そんな風に自分を幸せにしながら

周りも幸せにできる素敵な人になってくださいね。




藤井あさき





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